. |
|
|
● 排熱利用で燃料費を節減、脱臭装置の排熱を有効利用 |
有機溶剤を含むガスをそのまま大気に放出したり、脱臭装置で処理するだけになっていませんか。
有機溶剤を含むガスをそのまま大気放出すると、周辺地域に悪臭や公害となってしまいます。
また、排出量により大気汚染防止法の規制となり、数々の届け出や処理対策が必要となります。
VOC(volatile organic compounds:揮発性有機化合物)対策に脱臭装置がお勧めです。
現状VOC排出設備につきましても、2010年4月には排出抑制の対象となります。(環境省大気汚染防止法)
脱臭装置とは、有機溶剤を含むガスを高温処理してすべてをCO2とH2Oに分解して大気に放出する装置です。
排気ガスは熱処理されているので、高温状態で放出されます。
この高温排熱を利用して、燃料削減はもちろん熱交換器を配置してドライヤーで必要な温水、熱媒油ホットエアー等の熱媒体を作ることが出来ます。
ドライヤーでの熱源は全く必要無くなります。
◆脱臭装置の種類
・吸着方式
排気ガスを活性炭に通し、空気以外の不純物を吸着させ、除去する方法
長所: ランニングコストが少ない。装置が簡単でシンプル。
短所: 吸着には限界があり、吸着できなかった物質は大気放出されるため効率が悪い。
吸着した物質により、活性炭通過部が目詰まりしやすくなる。
・触媒方式
重金属を使った熱媒体によるガス燃焼処理
長所: ランニングコストが少ない。
短所: 数年に一回触媒体の交換が必要。タール付着や触媒毒により寿命が短縮され交換頻度が変わ
る。熱媒体が高価。
触媒の劣化に伴い脱臭効率が極端に低下し、常に高い脱臭効率は維持出来ない。
・直焔方式(推奨いたします。)
灯油、重油、ガス燃焼による高温熱処理
長所: 処理温度が高温であり、脱臭効率が高い。あらゆる排気ガスの処理が可能。
低温ガスも処理可能。排気ガスの一部を燃料にできる場合があり燃料消費量を減らせる。
処理した排気ガスの熱を交換して熱源(ホットエアー、蒸気、熱媒油)を作ることができ、
乾燥炉などの熱源に再利用できる。
常に高い脱臭効果(99%以上)が得られる。
短所: 脱臭装置昇温(起動)時は多くの燃料が必要。
毎日起動停止とせず、週一回程度の起動停止で連続運転がお勧めです。
・蓄熱方式
蓄熱体を使ったガス燃焼処理
長所: 処理温度が高温であり、脱臭効果が高い。
蓄熱体による自燃のため、 ランニングコストが少ない。
短所: 蓄熱体に付着する物質があると脱臭効果が下がる場合がある。
脱臭効率は95〜98%と直焔方式より劣る。
ダンパ切換が必要な為、プロセス(ドライヤー)側で脈動が生じる。
|
◆脱臭装置を計画するには排出ガスの種類と各個別の排出量、排風機の風量、温度などの測定調査、数
値算出が必要です。こちらから条件確認させて頂きますので、お気軽にお申し付けください。
脱臭装置を計画するに当たって
生産する製品によりドライヤーから排出されるガスに含まれる溶剤の種類、濃度が異なります。
使用溶剤の種類、量、生産速度等に基づき、排気ガス量が極力減らせる様計画します。
排ガスに含まれる溶剤は、脱臭装置で高温酸化熱分解されれば熱量となり燃料削減に寄与します。
排ガスは無害なガスにして大気放出します。
燃費削減のため熱交換器を設置し、極力燃料削減をします。
燃料は重油、灯油、プロパンガス、天然ガス等、何でも計画出来ます。
直燃式、蓄燃式どちらでも計画できます。
乾燥工程で必要な熱源は、脱臭装置の排ガスの熱を回収し利用します。
熱回収は蒸気、熱媒体油、熱風いずれでも回収できます。
ドライヤーから脱臭装置までの排気ダクト、熱回収後の蒸気、熱媒体油配管、熱風回収ダクトまで
すべての計画をさせて頂きます。
ドライヤー、脱臭装置、ダクト、配管などすべての配置を計画させて頂きます。
ドライヤー、脱臭装置、熱回収すべてを含んだ制御も計画させて頂きます。
基礎配置から始まり据付工事、ダクト工事、配管工事、外部保温工事、電気工事および試運転まで、
全て計画させて頂きます。
|
既設の脱臭装置の排熱は有効利用出来ていますか、お気軽に相談ください。
お問い合わせはホームページお問合わせフォームをご利用いただくか、下記までお電話・FAXにてお願い致します。
営業部 営業課
TEL 077-583-8621
FAX 077-583-8626 |
|
|
|
|
|
|
. |
|
|
|
|